【レース動画】新潟からクラシックロードへ!ロードクエストが新潟2歳Sを快勝!
新潟競馬場で新潟2歳S(2歳・GIII・芝1600m)が行われ、最後方でレースを進めた田辺裕信騎手騎乗の1番人気ロードクエスト(牡2、美浦・小島茂之厩舎)が、直線に入って内から楽々と抜け出し、最後は鞍上が後ろを振り返って流す余裕まで見せて、好位から脚を伸ばした12番人気ウインファビラス(牝2、美浦・畠山吉宏厩舎)に4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分33秒8(稍重)。(引用:ロードクエストが圧倒的強さを見せつけ重賞制覇!/新潟2歳S - netkeiba.com)
新潟からまたクラッシックロードに進む若駒が誕生しましたね。
その名も「ロードクエスト」
(出典:1番人気・ロードクエストが重賞初勝利 新潟2歳S:イザ!)
新馬戦では大きく出遅れてしまったので発馬に注目していましたが、今回も若干出遅れ気味でしたがデビュー戦ほどではありませんでした。
デビュー戦同様、直線も終始余裕があり鞭もほとんど使わずに完勝。順調なら確実にクラシック戦線で勝負できそうな印象を受けました。
アンカツさんも距離は伸びても大丈夫とツイートしています。今後の成長にも期待したいです。
ロードクエスト。今日のメンバーではエンジンが違っとった。素直やし、馬場を苦にしとらんから、一番ロスのない進路を取れたのも良かった。それにしても強かったな。距離は延びても問題なさそうやで、完成度の高いマツリダゴッホ産駒でどこまでの成長力があるか。早く強敵相手の勝負が見たいね。
— アンカツ(安藤勝己) (@andokatsumi) 2015, 8月 30
本命◎ルージュバック|オークス(2015年)の最終予想
単勝1.6倍の圧倒的1番人気のルージュバックが敗れた桜花賞。果たして、牝馬三冠の2冠目はどの娘に…。
巷の予想では、歴史的超スローで行われた桜花賞、馬場が悪いチューリップ賞と予想のベースとなる王道ローテが、展開や馬場の恩恵があった馬が好走したと言われていますが、どちらも問題なく好走したのは桜花賞馬レッツゴードンキのみ。
例年基本スローのオークスは、今年も確固たる逃げ馬が不在だけに早めの平均以上になるとは考えにくい。
豊富なスタミナを要するようなレースにはならないので、ある程度桜花賞とオークスの関連性はあるとみている。
ただし、当日の天気が気になるところ…。午後からは雨予報。。予想が難しい。
【東京11R】オークス(GⅠ・芝2400m)
◎⑭ルージュバック 戸崎
〇⑦キャットコイン 柴田善
▲①レッツゴードンキ 岩田
△⑱ディアマイダーリン 福永
注⑰クルミナル 池添
注④ココロノアイ 横山典
本命は、桜花賞同様に◎ルージュバック。「世代で抜けた馬ではない」と桜花賞後のレース回顧で述べましたが、それは否定しません。ただし、やはり牡馬相手に勝ち負けした実績は並の牝馬ではないはず。負けるとしたら、桜花賞同様にスローで後ろからヨーイドンの競馬になった時。戸崎騎手もさすがに同じ轍は踏まない。
レース直前に入厩したらしいですが、そもそも体調に不安があるならレースまで10日で使わないはず。本当に強い馬かどうか真価が問われる一戦。
対抗はキャットコイン。桜花賞惨敗組を◎〇に指名するのはいかがなものかと考えたが、関西への輸送で前走-12kgと馬体を減らし、レースも直線だけの競馬。そもそも桜花賞の時は、柴田善騎手が追い切りで少しトモに不安を感じていたと言う。それだけに無理はしなかったと見る。
まず折り合いに一切不安がないのが一番の強み。メンバー的に距離延長歓迎はこの馬。
そして桜花賞馬レッツゴードンキは3番手評価。理由は、個人的に桜花賞が重賞初制覇となった点。どうもマルセリーナ、アユサンとだぶる(共にオークス④着)。ペースは、高速決着にはならないので展開的には前で運べるこの馬に有利に運びそう。ただし、前走は自分から逃げたわけではないので、多少ムキになるようであれば最後は脚が鈍る可能性も秘めている。そこは鞍上の腕の見せ所か。
そして、別路線組で狙いたいのはディアマイダーリン。前走は、権利を取りに行って積極的な競馬をしたが、本来は中団でレースを運べる馬。シングウィズジョイにタイム差なしでの②着なら、評価は勝った馬以上と見るべき。
馬場次第ではあるが桜花賞②着馬クルミナルも見逃せない。馬場が悪ければ、消しでOKだが天気がもてば本命とでも思っていた馬。ただし、遠征で初の東京コースという不安も多少ある。桜花賞でも本命ルージュバックの対抗に指名しただけに、好きな馬ではあるがココは穴馬候補まで。
そして、一番馬券に入れるか悩むのがココロノアイ。この馬、テンションが上がったらまずダメ。テンションが上がらず横山典騎手が、道中リラックスさせて走らせて、なおかつ中団より前目で走れた時に来そう。軽視できない。
アンドリエッテ、クイーンズリングあたりも気になるが、やはり後ろからの競馬になると厳しい。特にアンドリエッテの場合、輸送減りが気になるところ。クイーンズリングもフィリーズレビューの脚が凄かったので、デムーロも後ろからのイメージがある気がする。
桜花賞③着のコンテッサトゥーレは、どうもパワー不足なイメージが強く2400は距離が長いような気がする。
フローラS勝ち馬のシングウィズジョイは、すでに8戦も走っている。フローラSに勝って参戦するならキャリアは少ない方がよい。なにせ賞金的に桜花賞に出れない時点で通用しない。
そういう意味では賞金が足りずに桜花賞に抽選で出れなかったミッキークイーンは評価が難しい。ただし、後ろからの馬だけに差し届かずのイメージ。
【回顧|動画】ゴールドシップ我がまま劇場で天皇賞春制覇!
2015年5月3日に京都競馬場で行われた天皇賞・春(GⅠ)は、”ゴールドシップ劇場”という結果になりましたね。
なかなかゲートインしないだけでなく、レースでは2周目の向こう正面で鞭を入れて先団に取り付き、直線では一度終わったと思ったらそこから盛り返し…。
レースが壊れたと言ってしまってはそこまでですが、破天荒なゴールドシップと独特の感性で乗る横山典弘ジョッキーが、最初から最後まで主役を担った天皇賞・春でした。
【天皇賞・春】レース動画:優勝ゴールドシップ
【ゴールドシップ劇場(心の声)】
■なかなかゲートインせず
ゴルシ:(偶数枠の馬もゲートインしたんか、ちょっと待たしたろうかww)
■後ろ向きで誘導されるもゲートインせず
ゴルシ:(後ろ向きでも無駄じゃ!)
■覆面を被されて仕方がなくゲートイン
ゴルシ:(厩務員の今浪さん、怒っちゃったかな?そろそろ大人しく入ってあげないと後が怖いな。)
■ゲートスタート!典さん追うも進まず最後方…
ゴルシ:(典さん、そんなにしごいても、ワシは進まんぞ!!)
■1周目スタンドで1頭だけ馬群を離れて進むゴルシ…
ゴルシ:(今日もようさん人がおりますな~。京都は嫌いやからワシは走らんぞ。)
■2周目向こう正面で…典さん鞭入れる
ゴルシ:(おっ!典さん、なぜここでワシをしばくんや!痛いやないか!もう怒ったいったる!)
■4角で手ごたえ怪しくなる
ゴルシ:(ここで手応えがおかしいと盛り上がるんちゃう!?ここはゆっくりと…)
■直線でカレンミロティックを捕える
ゴルシ:(遊びは終わりじゃ!もう皆、馬群に沈むと思ってるやろ!?そうはいかん!!)
■1着でゴールイン
ゴルシ:(どうや!皆!ワシが主役や!)
■レース後、男泣きする今浪厩務員に対して
ゴルシ) 今浪はん、ワシが悪かった ゲートであんなに手こずらせて悪かった 今度からちゃんと入るから だから、泣かんといてくれ pic.twitter.com/WRVl3cq15Z
— 富田颯斗 (@tomi_haya) 2015, 5月 3
レース回顧
予想は、本命サウンズオブアースが⑨着、対抗アドマイヤデウスが⑮着、唯一穴馬に指名したカレンミロティックが見せ場十分の③着も、キズナ⑦着、ウインバリアシオン⑫着と散々たる結果になってしまいました。
今回は、高速決着というよりも、ゴールドシップがペースが落ち着く2周目に仕掛けたことでペースが緩むことなく進み息が入らない展開になったのが、ゴールドシップの勝因でしょう。②着に入ったフェイムゲームが入ったことからも、スピードがある馬というよりもスタミナがある馬が台頭するレースになってしまいました。
カレンミロティックが③着に粘れたのは、ゴールドシップに影響されることなく自分のペースでレースを進められたということ。
人気のキズナは、やはり距離が敗因。細江純子さんが佐々木調教師に尋ねた際に「マイラー色が強くなってる」というコメントをうまズキで言っていたように、この距離は厳しいことが分かりました。宝塚記念くらいまでの距離ならもつと思うので、見限れないのは事実。
人気のアドマイヤデウスは⑮着に大敗。1周目のスタンド前で掛かってしまったのが敗因。デキは、出走馬の中でも1,2の出来であったのは間違いないですが、馬が頭が良すぎて1周目のスタンド前で勘違いしてしまったのでしょう。そこで掛かってしまっては、最後脚は残りません。ただし、今回は参考外でいいでしょう。
⑨着サウンズオブアースは、ゴールドシップが向こう正面で仕掛けた際に、力んでしまったのですが、それ以外は終始理想的にレースを運べていました。血統的にスタミナ面は大丈夫と思っていましたが、伸びを欠いたのは少々期待外れ感が強いです。GⅠでは足りないのか…。
③着カレンミロティックは、人気こそなかったものの香港ヴァーズでもフリントシャー相手に差のない競馬をした時もそうですが、操縦性のある馬ですね。スタートして少し仕掛けましたが、すぐに番手で控える競馬になったあたり、乗り役の意図するようにレースが運べる馬です。騎手の腕さえ間違いなければ、次も狙えます。ただし、距離は最後止まったように長かったかもしれません。
②着フェイムゲームは、スタミナ勝負はもってこいといったところでしょう。逆に切れ味が求められるレースではマイナスということ。今回は、ゴールドシップが作ったレースの流れに乗ったという印象が強いです。
そして、勝ったゴールドシップ。
もうこの馬は常識の範囲内で色々と言うのはやめます。苦手と思われた京都でも、今日のようなレースをして勝ってしまうんですから。人を舐めてるというか、こっちが考えていることといつも真逆なことをするのでお手上げです。
今後、来るかどうか真面目に検討するのではなく、来なくてもいいから買う必要がありますね。困った馬です。
本命サウンズオブアース|天皇賞・春の最終予想(2015年)
天皇賞・春3連覇に挑む予定だったフェノーメノが直前に故障で回避。これでGⅠ馬は、ゴールドシップとキズナの2頭のみになりましたが、個人的にはフェノーメノが出走していても揺るがぬ自信を持っているレースです。
というのも本命は菊花賞同様にサウンズオブアースで既に前走から決めていました。
昨年の菊花賞は、〇トーホウジャッカル-◎サウンズオブアースの大本線で的中していて、その当時からサウンズオブアースの血統的に菊花賞、天皇賞・春で勝つために産まれてきた馬だと思っていました。
【京都11R】天皇賞・春(芝3000m)
◎⑮サウンズオブアース 内田博
〇⑰アドマイヤデウス 岩田
▲②カレンミロテック 蛯名
△⑬キズナ 武豊
注⑯ウインバリアシオン 福永
本命は迷わずサウンズオブアース。前走日経賞④着は、終始後方で直線だけの競馬に徹した。最後、坂を上がってから最速の上りで猛追したが、余力残しで前哨戦を走ったのは好感が持てる。デムーロの騎乗停止は痛いが、ウチパクなら問題なし。血統的にもスタミナ色が強いのは、菊花賞の予想でも書いたように問題ない。
あとは、長距離戦特有の逃げ馬による波乱が無ければと願いたい。まず差し馬でこの馬より後ろから差せる馬はいないと見ている。
対抗〇は連勝の勢いを買ってアドマイヤデウス。
体が発展途上だった皐月賞(⑨着)ダービー(⑦着)は抜きにしても、岩田騎手との相性が合っているような感じがする。日経新春杯勝ちは半信半疑だったが、最後の5ハロンが11秒台だった前走日経賞は、自分から動いて勝ったレースっぷりは見事。本格化した今なら一気のGⅠウイナーになってもおかしくはない。
そして、穴馬候補の筆頭として注目しているのがカレンミロテック。
阪神大賞典組は近年成績不振だが、前走は直線壁になる不利があり④着。距離適性に不安視の声もあるが、注目したいのは父ハーツクライの母父にトニービンの血があるということ。天皇賞・春では父の母父にトニービンの血を持っている産駒が好走してきている。ウインバリアシオン、フェイムゲームも同じ父ハーツクライだが、1枠2番の枠順でスンナリとインでコースロスなく進められて、ある程度前目につけられる同馬が穴を開けてくれると見ている。
そして注目のキズナは 4番手評価に。復帰2戦の取りこぼしは、休み明け、道悪など敗因を探せば色々あるが、やはりメンバー的にも勝ちきってもらいたかったという物足りなさが強 い。昨年④着も最後ホッコーブレーヴに差されているところを見ると、同じように後ろから行くしかないキズナにとっては厳しい。
そして最後に天皇賞・春では消せない善戦馬ウインバリアシオン。
ピークはさすがに過ぎた感は否めないが、GⅠで唯一馬券に絡めそうなのが天皇賞・春。ここは無視できない
ゴールドシップは過去2年からも京都・東京では完全無視に徹しているので、迷わず消し。陣営がギリギリまで出走するか否かで悩んでいたように体調面が完全ではない。
フェイムゲームも力不足、デニムアンドルビーも勝てるイメージが湧かない。逃げるスズカデヴィアスやクリールカイザーなど先行馬に人気薄が多いが、サウンズオブアース、アドマイヤデウス、カレンミロテックともに中団もしくは前目で競馬ができるのでので追い込み届かずということにならないと思っている。
対してキズナ、ゴールドシップあたりはスローの展開だと着外に敗れる怖さも…。
【2015年】天皇賞・春(G1)のデータ予想(ローテ編)
天皇賞春3連覇に挑むフェノーメノが回避し、GⅠ5勝ゴールドシップ、凱旋門賞に向けて負けられないキズナのGⅠ馬は2頭のみとなった今年の天皇賞・春。
有力人気馬の多くが不安材料があるだけに、伏兵が台頭してくる可能性も秘めているだけに混戦模様必至の天皇賞・春を近5年のデータから予想します。
前走阪神大賞典組は不振[1-0-1-24]
天皇賞・春のステップレースの王道である阪神大賞典組だが、2012年に阪神大賞典⑩着だったビートブラックが①着になったものの勝ち馬は1頭のみ。阪神大賞典①着馬は、⑨③⑤⑤⑦着。阪神大賞典3連覇したゴールドシップは近2年凡走。阪神大賞典②着馬も⑦⑪⑨⑬着とオルフェーヴルでさえ⑪着に敗れている。やはり消耗が激しい長距離からのステップは、披露度合との兼ね合いが鍵となりそう。
買えない馬:ゴールドシップ、デニムアンドルビー
前走日経賞組[2-2-2-22]
昨年は日経賞組が①②③着独占。日経賞①着馬は、②⑬①②着と2011年のトゥザグローリーが天皇賞春で⑪着に惨敗したものの他は安定。日経賞②着からの参戦は、⑰⑧③⑮③着と③着が精一杯。昨年のフェノーメノは日経賞⑤着からの参戦。
買える馬:アドマイヤデウス
買えない馬:ウインバリアシオン
前走大阪杯組[1-2-0-6]
大阪杯で④着以下馬は[0-0-0-4]と相性が悪い。天皇賞好走馬は、ヒルノダムール、エイシンフラッシュ、トーセンジョーダンと過去に二四以上の距離実績がある。
買える馬:キズナ
京都記念①②着馬の直行[1-1-0-1]
京都記念直行組はデータサンプルが少ないが、2010年①着のジャガーメイル、2013年②着のトーセンラーが京都記念からの直行で好走している。京都記念、日経賞を連勝で挑んだ2013年のトゥザグローリーは1番人気で⑬着に惨敗している。
ダイヤモンドS出走馬[1-0-1-16]
同年のダイヤモンドSに出走していた馬は[1-0-1-16]と成績はイマイチ。同年のダイヤモンドS①着馬[0-0-0-5]、②着馬も[0-0-0-4]ともはや天皇賞・春で好走するならダイヤモンドSには使ってはいけない。
買えない馬:フェイムゲーム、ネオブラックダイヤ
【レース動画】春天連覇のフェノーメノ|天皇賞春
(http://oiwakefarm.jp/result_g1/annex/6_Img01.jpg)
2015年5月3日(日)に行われる天皇賞・春(GⅠ)で、3連覇を目指すフェノーメノ。昨秋、秋天、ジャパンカップ、有馬記念と信じ続けて馬券を買っていた身としては、ガッカリしたというのが正直なところですが、実はこの馬はライスシャワーのような馬なのではないかと思う今日この頃。
2013年、2014年の天皇賞・春のレース動画を見て、この馬は生粋のステイヤーであるともう一度信じて見ようかと思います。
【2014年】天皇賞・春 ①着フェノーメノ
①着フェノーメノ、③着ホッコーブレーブは、ともに中団からのレース。4角までラチ沿いの経済コースを通っていたのに対し、ウインバリアシオン、キズナ、ゴールドシップは後方からの競馬。3コーナー手前から仕掛けるも外々を回ってきた分前を捕えられず。
蛯名正義騎手の話
「去年の秋は(脚部不安で)使えず厩舎、牧場、僕も悔しい思いをしたので、結果を出せてよかった。自分の競馬をして駄目だったら、しょうがないと思っていた」
【2013年】天皇賞・春 ①着フェノーメノ
このレースがフェノーメノ史上一番強かったと言っても過言ではない。3コーナーから仕掛けて直線入口では先頭。他馬も同じように仕掛けている中で、直線押しきったのは力がある証拠。
蛯名正義騎手の話
自信を持って乗った。1周目の下りをうまく乗り切れれば、と思っていた。(ゴールドシップが)来るだろうなとは思っていたけど、この馬の力を出し切ることを考えた。古馬になって落ち着きと風格が出てきた。
戸田博文調教師の話
やっと(G1を)勝ってくれた。ジョッキーが自信を持って騎乗し、自分の競馬をしてくれた。落ち着きが出たのが去年より成長したところだろう。
京都のような平たんコースではゴールドシップは来ないというのは、過去2年からも実証されているので有無も言わず無印予定。
しかし、昨秋惨敗を繰り返したフェノーメノは、「本当に終わってしまった」のか、それとも「京都の2マイルで復活」するのか。難しいところ。
この距離、コースに実績があるだけに悩ましい。
そういえば、先週公開されたドラゴンボールの最新映画のタイトル…
『復活の「F」』
これは、もしかして復活のフェノーメノ?のサインか?
【回顧】世代1強か…、それとも2強か?|皐月賞2015
2015年4月19日(日)に行われた皐月賞は、3番人気のドゥラメンテが優勝し、②着にはリアルスティールが入った。③着キタサンブラック、④着ブライトエンブレムまでが5月31日(日)の日本ダービーへの優先出走権を獲得。
桜花賞に引き続き3戦3勝で1番人気のサトノクラウンは⑥着に敗れた。
日本ダービーへ向けてのレースの振り返りをしたいと思います。
●レースの流れ
スピリッツミノルが逃げると思われたが横山典騎乗のクラリティスカイが先手を取る展開に。ただし、キタサンブラック、ワンダーアツレッタ、スピリッツミノルの隊列になって、前半1000m59秒2と流れる展開。全馬の能力差がハッキリと分かるレースの流れになった。
さて、日本ダービーも同様の流れになるか否かは分からないが、力通りの流れならばドゥラメンテ、リアルスティールはそのままダービーでも好走するだろう。
●世代1強?それとも2強か?
皐月賞よりもダービー向きと戦前の評価だったドゥラメンテが、あそこまでアッサリと中山で突き抜けると日本ダービーの1番人気はまず間違いないだろう。ある意味、②着のリアルスティール以外とは勝負付けが済んでしまったと言わざるを得ない。
逆転があるとしたら②着のリアルスティールだろう。
道中は、掛かりそうなところを福永騎手がガッチリと手綱を抑えて上手いレース運びをしていた。コーナー4つの中山コースだからなんとか抑えられたかもしれないが、距離が伸びる東京でも同様に宥められるかが次走の鍵になる。
レースを重ねるごとに、抑えるのに苦労するようなところが気になるが、世代屈指の実力を証明した。ディープインパクト産駒であることからも、中山よりも東京で狙える馬。
残念ながら③着以下では、この2頭にダービーで逆転をするには少々難しい印象を持った。
日本ダービーは、ドゥラメンテ、リアルスティールがそのままワンツーになる可能性が今のところは高い気がする皐月賞の結果であった。
各馬メモ
①着ドゥラメンテ
厩舎サイドが、「戦前素質ならサトノクラウンよりドゥラメンテ」と評価していた通りの結果になった。出走できるか微妙な状況下での皐月賞出走なので、調整は難しかっただろうがそれでも勝ってしまうのだから、ダービーでも上積みは見込める。今のところ負ける姿が考えられない。1頭だけ33秒9の上り(リアルスティールが34秒5)
共同通信杯出走からの直行での皐月賞制覇と言えば、昨年のイスラボニータ、そしてゴールドシップも同様の臨戦過程。今後もこのローテ組は注目。
②着リアルスティール
予想では切ってしまったが、この馬も相当強いことが分かった。間違いなく東京ではパフォーマンスが向上するだろう。
気がかりなのはレースでの気性面。2400mを乗り切るにはもう少しレースでのテンションが落ち着かないと厳しい。
ただし福永騎手が高く評価している通りの馬である。
③着キタサンブラック
ストライドが大きくて柔らかい走りをするので東京向きな印象。ダービーでペースが遅く単騎の逃げができたら相当面白い。ダービーでも軽視禁物。
④着ブライトエンブレム
もう少し爆発力があるかと思ったが個人的には案外。脚質的にも展開に左右されそうだが、2000mの距離でも少々距離不足なのかもしれない。長距離戦では狙い続けたい。
⑤着クラリティスカイ
今回は横山典騎手の好判断。ダービーでは血統的にも狙えない。
⑥着サトノクラウン
大外にフラれてしまったもののリアルスティールと同じ上がりを見る限り距離の壁がありそうだ。ダービーでは残念ながら狙えない。
⑦着ミュゼエイリアン
GⅠを勝つまでは難しくとも、今後も重賞では好走してきそう。この馬はこれからの馬。あまり今の時期は無理使いせず、秋の菊花賞で狙いたい馬。ダービーは賞金的に出走できるのは間違いないが、ダービーまでの一ヶ月間で急成長しない限りダービーでは厳しい。
⑧着以下は少々力不足。