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【回顧|動画】ゴールドシップ我がまま劇場で天皇賞春制覇!

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2015年5月3日に京都競馬場で行われた天皇賞・春(GⅠ)は、”ゴールドシップ劇場”という結果になりましたね。

なかなかゲートインしないだけでなく、レースでは2周目の向こう正面で鞭を入れて先団に取り付き、直線では一度終わったと思ったらそこから盛り返し…。

レースが壊れたと言ってしまってはそこまでですが、破天荒なゴールドシップと独特の感性で乗る横山典弘ジョッキーが、最初から最後まで主役を担った天皇賞・春でした。

 

【天皇賞・春】レース動画:優勝ゴールドシップ


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【ゴールドシップ劇場(心の声)】

■なかなかゲートインせず

ゴルシ:(偶数枠の馬もゲートインしたんか、ちょっと待たしたろうかww)

■後ろ向きで誘導されるもゲートインせず

ゴルシ:(後ろ向きでも無駄じゃ!)

■覆面を被されて仕方がなくゲートイン

ゴルシ:(厩務員の今浪さん、怒っちゃったかな?そろそろ大人しく入ってあげないと後が怖いな。)

■ゲートスタート!典さん追うも進まず最後方…

ゴルシ:(典さん、そんなにしごいても、ワシは進まんぞ!!)

■1周目スタンドで1頭だけ馬群を離れて進むゴルシ…

ゴルシ:(今日もようさん人がおりますな~。京都は嫌いやからワシは走らんぞ。)

■2周目向こう正面で…典さん鞭入れる

ゴルシ:(おっ!典さん、なぜここでワシをしばくんや!痛いやないか!もう怒ったいったる!)

■4角で手ごたえ怪しくなる

ゴルシ:(ここで手応えがおかしいと盛り上がるんちゃう!?ここはゆっくりと…)

■直線でカレンミロティックを捕える

ゴルシ:(遊びは終わりじゃ!もう皆、馬群に沈むと思ってるやろ!?そうはいかん!!)

■1着でゴールイン

ゴルシ:(どうや!皆!ワシが主役や!)

■レース後、男泣きする今浪厩務員に対して

 

 

レース回顧

予想は、本命サウンズオブアースが⑨着、対抗アドマイヤデウスが⑮着、唯一穴馬に指名したカレンミロティックが見せ場十分の③着も、キズナ⑦着、ウインバリアシオン⑫着と散々たる結果になってしまいました。

 

今回は、高速決着というよりも、ゴールドシップがペースが落ち着く2周目に仕掛けたことでペースが緩むことなく進み息が入らない展開になったのが、ゴールドシップの勝因でしょう。②着に入ったフェイムゲームが入ったことからも、スピードがある馬というよりもスタミナがある馬が台頭するレースになってしまいました。

カレンミロティックが③着に粘れたのは、ゴールドシップに影響されることなく自分のペースでレースを進められたということ。

 

人気のキズナは、やはり距離が敗因。細江純子さんが佐々木調教師に尋ねた際に「マイラー色が強くなってる」というコメントをうまズキで言っていたように、この距離は厳しいことが分かりました。宝塚記念くらいまでの距離ならもつと思うので、見限れないのは事実。

 

人気のアドマイヤデウスは⑮着に大敗。1周目のスタンド前で掛かってしまったのが敗因。デキは、出走馬の中でも1,2の出来であったのは間違いないですが、馬が頭が良すぎて1周目のスタンド前で勘違いしてしまったのでしょう。そこで掛かってしまっては、最後脚は残りません。ただし、今回は参考外でいいでしょう。

 

⑨着サウンズオブアースは、ゴールドシップが向こう正面で仕掛けた際に、力んでしまったのですが、それ以外は終始理想的にレースを運べていました。血統的にスタミナ面は大丈夫と思っていましたが、伸びを欠いたのは少々期待外れ感が強いです。GⅠでは足りないのか…。

 

③着カレンミロティックは、人気こそなかったものの香港ヴァーズでもフリントシャー相手に差のない競馬をした時もそうですが、操縦性のある馬ですね。スタートして少し仕掛けましたが、すぐに番手で控える競馬になったあたり、乗り役の意図するようにレースが運べる馬です。騎手の腕さえ間違いなければ、次も狙えます。ただし、距離は最後止まったように長かったかもしれません。

 

②着フェイムゲームは、スタミナ勝負はもってこいといったところでしょう。逆に切れ味が求められるレースではマイナスということ。今回は、ゴールドシップが作ったレースの流れに乗ったという印象が強いです。

 

そして、勝ったゴールドシップ

もうこの馬は常識の範囲内で色々と言うのはやめます。苦手と思われた京都でも、今日のようなレースをして勝ってしまうんですから。人を舐めてるというか、こっちが考えていることといつも真逆なことをするのでお手上げです。

今後、来るかどうか真面目に検討するのではなく、来なくてもいいから買う必要がありますね。困った馬です。